2.追掛大栓 仕口の長さが互いに1尺ずつあり、横ズレに対して力を持ち、2本の大栓を打ち込んで仕口が抜けないようにしたものである。 金輪を使うまでもない母屋及び隅木を継ぐのに使われる。 モクセンを使わないものは、単に追掛けと呼び、土台と土台の継手に使われたりする。
6.合欠き 材と材が交差する桁、梁類の組手として必ず使われる。 下木にアゴをつけることによって上木を受ける力をつけ、特に見え掛かりをきっちりと見せて精度を必要とするときは上木に勾配をつけ、ヒカリ板によるスミカケを行う。 この建物ではヒカリ板によるスミカケで、地の梁と小屋梁、小屋梁と軒桁に使われた。
10.カブト蟻落し 互いの材を傷めないために同面で納めるのを防ぐため、上木にカブトの形をした掛かりをつけ、蟻で落とし込んで納める。 桁に対して組まれる梁、母屋に対する小屋梁に使われる。
14.胴付小根トツ(二枚トツ)クサビ締め 見栄えを重視しない下遣りに使われる仕口のひとつである。 小屋トツの先端にノコ目を入れて柱を貫通させ、クサビを打ち込んで開いてしっかりと固定してしまう。2枚トツが上と下についているのは、材の成が大きいためである。
18.メチ継ぎ 縦と横のメチを付けることによって、材と材の横ズレや縦ズレを防いでいる。 縁側のひとすじ鴨居とひとすじ鴨居を継ぐのに使われる。